2日目
あの伝説のライブから早いもので10日が過ぎました。
記憶が鮮明なうちに2日目を記しておきます。
初日はピットNブロックでしたが、2日目は一般でかろうじて確保したスタンドのため、「とりあえず中に入れればいいか」と大きな期待をしないように自分に言い聞かせ会場に向かいました。
案の定、後ろは壁の最後方です。
でも周りのメイトは熱かった。
それに会場が小さいから最後方でも他と比べてステージがすごく近い。
開演前、席に腰を下ろしながら会場の雰囲気に浸ってると見た目ですぐ女子高生と判る娘がこちらに向かってきます。
お隣は女子高生でした。
アイスブレイク用にお手製バッジを手渡し、「一人で来たの?」と聞くと「お父さんと来たんだけどお父さんはあっち」と反対側のスタンドを指さします。
「何きっかけ?」と聞くと「お父さんホント毎日観てるから一緒観るようになって」
「へえ~お父さんと一緒観てるのか」
「うん」
「お父さんメタル好きで前は陰陽座はまってて、その流れでYOUTUBEでベビメタ発見したらしくってそっからお父さんがガチはまりして」
「同級生もベビメタ知ってる?」
「名前は!でもメタルだから・・・」
「子供の頃からメタルの英才教育受けてたから周りと話しあわない」
「そっかあ、どっからきたの?」
「大阪!城ホール楽しかったあ」
「若いよねえ?いくつ?」と聞くと「高1の16」
「じゃあ卒業生のみれなと一緒かあ」と振ると「???」
「あれっ?さくら学院知らない?」
「・・・そーゆーの判んないんです」
軽い辱めを受けながら話を続行。
参戦歴を聞きます。
熱い口調でドームやSSA、城ホールの話をぶつけてきます。
話を聞いてると、どうやらお父さんはホントのガチメイトらしく、チケット2人だと取れないからTHEONE枠は1人で申し込み、その後に娘分の確保に走るんだそうです。
なんでドームはお父さんが両日参戦でも娘は初日のみで離れた席で参戦。
2日目は一人で大阪まで帰ったそうです。
その時のセリフが「お父さんひどいんだよ!行きは一緒グリーンなのに帰りは一人で指定席」
心の中で「いやどこも酷くないし」と突っ込みました。
「オッサンいまだにグリーンとか乗ったことないし」とは悲しくなるので言えませんでした。
今回もお父さんがTHEONE枠1人スタンドで娘は一般だそうです。
あえて聞きませんでしたがたぶん娘用は転売屋経由で金にものを言わせて手に入れたんじゃないでしょうか。
「俺もこんなパパほしい」と思いながらネタバレしない程度に昨日のライブの様子を話しライブ突入です。
2日目も圧巻でした。
驚きは初見の初日には負けますが初日と比べると完成度がキッチリしっかり上がっています。
さすがチームベビーメタルです。
IDZでは隣の女子高生と親指くっつけ合います。
何の曲か忘れましたが曲終わりで興奮しちゃって見知らぬおっさんとお互いガッツポーズからのハイタッチからのハグ。
なんだよこのノリ。
アリーナは観るたびにグルグルだしライブ中のあの空間はあり得ない異常な空間でした。
最高に楽しかった。
この2日間観たSU-METALは完全にあの設定の世界にどっぷり溶け込んで、まがい物のはずのセットや設定を本物に変えてました。
完全に引き込まれました。
いつもは矢面に立つSU-METALを笑顔で支え、周りの空気を和やかにする役目のもあがあの日は自ら最前線に立ち、キリっと立ち向かってました。
あの日のもあは、ゆいちゃんの荷物まで背負い、たった一人で戦いを挑んでるかのようでした。
今まで感じたことのないかっこいいもあが見れた気がします。
もあの新しい一面というか隠れてた一面です。
もあの魅力再発見です。
もう音楽にはまることなんて無いと思ってたオッサンをこんなにまで沼に引きずり込むチームベビーメタルに完敗ですし乾杯です。
本当に広島まで行って良かった。
今度はどこへ連れて行ってくれるのかを楽しみに次の遠征先の発表を、ベビメタが決して来ることのない遠い東北の片田舎から待つことにします。